人間の限界という上限
ホームステイのお家のご主人は近代史が好きです。
少し前の政治とか、科学の発展とか、事件事故のその後を追ったものなど。ちょっと近代史とは違うように思いますが、このようなものが好きなので、よくテレビでみいています。
私も内容はいまいち掴めませんが、一緒に観ています。
この前はアポロ11号の番組を観ました。ちょっと興味範囲外だったため短時間で早々に席を外しました。
昔の映像って、昔ってわかるじゃないですか。
解像度の低さなのか、ノイズの多さなのか、昔とわかります。
音声はそこまで古くなければ差が少ないように思うのですが、映像は大きく違います。
ちょっと思いました。
少し先の未来の人達は今私たちが見ている映像を見て、昔を感じる事ができるのでしょうか?
服装や建物、看板など物理的なものを映像から読み取り、過去の話題と判断できるかもしれませんが、同じ状況や例えば風景などならわかるのでしょうか?
解像度は4Kから8K、きっと技術が進めば64K?とか100K?とかも可能のように思いますが、人間の目、つまり視力が追いつかないように思います。
そうなると、機械の映像をよくすることには人間の限界という上限がありそうです。
車のスピードが時速300Kmが可能でも、一般の人間は操作ができません。これと同じです。人間の限界です。
技術が上限に達すると別の分野の技術が発達すると思います。車なら快適や安全です。
テレビは映像の次に何を技術として向上させるのでしょうか?
やっぱり匂い、嗅覚でしょうか?
それとも感覚でしょうか?
もしかしたらテレビ自体が何か別のものに取って代わるかもしれません。
そうなると”テレビで見る”、それ自体が昔感を漂わせる行為になるのかもしれません。
ちょっと先の未来でも想像することは難しいです。
5年前、今の世界を想像できた正確に予想できた人はきっといません。
そして5年後を正確に当てることは誰にもできないのです。未来には無限の可能性があります。
自分自身もそうです。
ちょっと先の未来は今と繋がっているのに、今、未来を作ることはできません。
人間には肉体的限界はあっても可能性は無限です。