とりあえず快適カナダ生活 SI’s diary

きっとカナダを好きになる

貝になりました。

ホームステイのお家を離れ、

シェアハウスに移動し、

学校がとっても近くなったのに、

学校がコロナウイルスの為オンラインになってしまいました。

 

どこかに泊まり込んで作業をすることを、

缶詰や”貝のように”と表現することがある思いますが、

まさに私は貝に進化しそうです。

 

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私のいる街は、バンクーバーから離れている為、

感染のリスクはそれほど高くないかもしれません。

 

スーパーは品薄ですが、

ネットで見るカナダのもっと大きな街の状況に比べればまだましです。

 

それに”人っ子ひとりいない街”とはほど遠く、

モールにいけば人はいますし、

街を歩いている人もまだまだいます。

 

私が貝になりかけている理由は、

もちろん感染を避ける為、

それと街に出ないといけない、

お医者さんや看護師さん、

図書館員さん、

スーパーの店員さん、

そのほかライフラインを守っている方々の感染リスクを減らす為です。

 

私に症状がなくとも感染しているかもしれませんし、

ウイルスを知らずに運んでいるかもしれません。

 

学校がオンラインに変わったのは、

自由な時間をもらったためではないと思っています。

 

”貝にならざるを得ず” です。

 

もともと私は休日も課題などでこもり気味で、

でも外には出ないと!っと思い公園に行ったり、

図書館に行ったりしていました。

それがなくなっただけではあります。

 

でも外に出れないって、とても窮屈です。

やっぱり外の空気は吸いたいですね。

 

今住んでいるところがメインの道路からは離れた住宅街なので、

道にはあまり人がいません。

 

公園や図書館へは行けませんが少し散歩したりはしています。

 

 

海外の大学は夏休みが長い、と聞いたことはありませんか?

全ての大学が同じかはわかりませんが、

多くの大学は夏にも講座が開校されています。

 

その夏の講座をとらずにインターンをしたり、

学費を貯める為働いたりする人が多くいる為、

夏休みが長いと思われるのかと思います。

実際夏学期をとらずとも4年間で大学は卒業できますし、

逆に言いますと夏学期も単位を獲得していけば4年かからずに卒業することも可能です。

 

今回のコロナウイルスで、

カナダの留学生によっては、

夏学期を取る予定がなく、

そして今の学期が全てオンラインへと移行した大学ならば

帰国することも選択肢にあったと思います。

 

私のカレッジは4年生の大学とは違い、一年3学期を通して講義をとり、

2年をかけて編入するための単位を取得していく生徒が多いです。

(夏学期に授業をとらない子もいますが、とても少数です)

今の春学期もいつオンラインから通常の授業に戻るかわかりませんし、

夏学期も今のところ開校が予定されています。

 

私は日本に戻るわけにはいきません。

一度カナダを出てしまったら、入国できないからです。

 

お家の中で貝になっているように、

私はカナダという大きな貝殻の中で貝になっていました。

 

もともと夏学期が終わるまで日本に帰る予定はなかったのに、

閉じ込められてしまった気持ちがします。

 

日本に戻る自由がなくなってしまったのです。

やろうと思えばできた帰国が、

今はしたくてもできなくなりました。

 

国土は広いカナダでも、

なんだか窮屈に感じるのは、

貝殻からは抜け出せない貝になってしまったからなのでしょうか。