にわかファン
日本のニュースは朝ごはんを食べた後、コーヒーを飲みながら毎日チェックしています。日課です。
ラグビーワールドカップの日本チームの快進撃や台風で大変な被害があったこと、首里城が焼失してしまったこと....
楽しい話題も悲しい話題も私にはリアルタイムではなく少し遅れて届きます。インターネットの時代なのに。ニュースまで時差のようです。
日本でとても話題になっていることでも、カナダのニュースにはなかなか取り上げられません。カナダはカナダとアメリカの話題でいっぱいいっぱいのようです。日本はやっぱり遠いんだなぁと感じ少し寂しくなったり、世界は広いなぁと実感したり。
受け身の姿勢では届かない日本のニュースを 私が遠くにいるのに毎日確認するのは、もちろん日本が気になるからです。今 実際にいるのはカナダなのに。
でも、カナダのニュースで気になることは天気予報くらい。カナダで起きているニュースはなんだか身近に感じられないのです。
日本でも朝はよくニュースを見ていました。日本にいるから日本のニュースを確認すると思っていたのに、カナダにいてカナダのニュースを見ずに日本のニュースを見る。
どうやら自分のいる場所が気になるという仮説では私には当てはまりません。
この違いはなんなのかなぁと思って、私なりに考えてみました。
私はどのくらいそのことをすでに知っているか、なのかなと思ったのですが、どうでしょうか。
カナダのことはほとんど知らずに来ていますので、これまでの情報量が圧倒的に少なく、暮らしてきた日本の情報はたくさん持っています。
知っているものは受け入れが簡単で、知らないことを一から知るのには努力が必要。
アップデートは簡単でインストールは難しい。
実はこのように思ったのはカナダに来てアイスホッケーの試合を観るようになったからなのです。
みなさんはアイスホッケーの試合を観たことがありますか?
ホームステイ先にご主人は熱狂的なアイスホッケーファンです。アイスホッケーはカナダのメジャーなスポーツです。今はシーズン期間中のようで私も食事の時などテレビで試合を観るようになりました。
全く知らないスポーツだったのですが、今はバンクーバーのチームをご夫婦と一緒に応援しているにわかファンです。ルールやチーム、選手のことを知っていくと知らなかったアイスホッケーが楽しくなり、最近では試合結果が少し気になります。
初めは楽しさがよくわからなかったのですが、だんだんに知識が増えるにつれ楽しくなってくる。身近になったということなのかもしれません。
仮説をまた立てました。
知識がものごとを身近なものに変え、身近になるとそのことについて現状を知ろうとする。
カナダをこれから知っていくことで日本のニュースだけでなく、私がカナダのニュースにも関心を持つようになれば、こちらの仮説が成立です。
読んでいただきありがとうございます。