4/1の帰国の日 カナダを離れて日本へ
帰国の日について。
日本に戻って、ちょっと落ち着きましたので覚えている間に書いておこうかな、と思いました。
私は空港のあるバンクーバーまで1.5時間ほど移動でかかるところに住んでいます。
タクシーでの移動も考えましたが、
余裕を持って出発するとはいえ、電車の方が時間が読めますので電車を選びました。
移動の最中もカナダはソーシャルディスタンス(人との距離は2メートル)をみなさんが守っています。
乗客は少なかったとはいえ、座席の感覚を開けて座りました。
無事に空港まで到着し、荷物を預けます。
荷物の預け入れの最中も空港のアナウンスでは人との距離を開けるように絶えず呼びかけていました。そして空港の職員さんからなんらかの症状が出ていないことを確認され、アメリカへ最近行っていないかなどを聞かれました。
多くの便がキャンセルになっていたようで、
私が荷物を預ける列に並んでいる時間帯、他の便を利用する人はいませんでした。
あと数時間後に出発する便はいくつかあるだけで、空港は閑散としていました。
空港のお店もほとんどクローズしていましたし、
あいていてもお客さんはパラパラです。
検査後の免税のお店はブランド店は一店舗も開いていませんでした。
お土産屋さんと食事をするお店がいくつか開いていてるだけでした。
空港ラウンジもだいたいが閉まっていました。
混雑する箇所はカナダではなく、電車での移動も、搭乗を待つ間もずっとソーシャルディスタンスを保つことができました。
人との距離が縮まったのは飛行機に入ってから。
皆がマスクをつけていましたし、
帰国の間、私が心配するほどには感染へのリスクは少なかったと思います。
みな、カナダから日本に戻る人々です。カナダでの感染への取組みを理解しこれまで生活していました。それが日本に戻る人々の常識に変わっていたと思います。リスクを下げる行動を皆が取っていました。
はじめの機内でのアナウンスは通常のものと,
最後に3分ごとに全ての空気が入れ替わることが伝えられました。
上空にいる間、空気は機内で常にきれいにされていたようです。3分で入れ替わること、これいつもそうなのかもしれませんが、乗客の心配が減るようアナウンスに追加されたのだと思います。
機内でのサービスや乗客の様子はいつもと変わりがなかったと思います。
見える範囲では特別に何か感染へのリスクを下げるような処置はありませんでした。
私が帰国した日は日本時間の4/2です。
到着時間は19時ごろ。
4/3の0時から日本国民でもカナダの入国の際は検疫が始まるようでした。
私は到着の時間が遅れ、0時を過ぎれば検査の対象でしたが、
幸か不幸か検査から逃れてしまいました。
ニュースでみた検疫の列に長時間並ぶこと。それもソーシャルディスタンスなしに。
私はこの検査待ちが一番帰国の際の感染確率が上がる時間だと思っていたので、
それをしないで日本へ入れたことはよかったのかもしれません。
陰性でも陽性でも感染の有無を確認をしてもらった方が、気持ちは安心したかもしれません。
検疫なく出てきたことはよかったのか、悪かったのかわかりません。
私はカナダからの帰国者最後の検査なしの便で帰国したようです。
空港には父が迎えにきてくれました。
検疫の対象に私が本当になっていないのかわからなかったので、
もし検査を受けるなら、検査結果を待つのを自宅にする場合、公共の移動手段なしで家に戻ることが条件でした。
なので父に来てもらっていました。
駐車場までに空港内にはコンビニがあったのですが、
ちょっと驚きました。
コーヒーを作る機械、あれがまだ使える日本の状況に。
誰が触ったのかわかりませんし、
使った後に除菌をする人がいるわけでもありません。
コーヒーのふたも私が日本にいた時と変わらず大量に棚に入っていて自分でとりつけるように見えました。
使用の中止を考える時期かもしれません。
感染対策が足りないのではないでしょうか....。
カナダのスーパーでは最近、スーパーのカゴは取っての部分を使用後除菌シートで拭くスタッフがいます。
いつもならフランスパンは紙袋に入って、上の部分は閉じずに陳列されていましたが、
ビニールの袋に代わり、ぴっちりと閉じて売られるようになりました。
セルフレジも使用後画面を除菌シートで拭いてくれます。
スーパーの店内は一方通行です。
何か感染を減らせる方法を見つけるとすぐに実施します。
日本もカナダのように!と言いたいのではないのです。
日本には日本独自の対策を始めて欲しいです。
私はこれからセルフで自宅待機を開始します。
家族との接触も最小限にしています。カナダはレベル3に引き上がってしまったので、自宅待機が可能な私は家にいます。
オンラインでの授業が残っているので、カナダ時間でわたしはこれからも生活するつもりです。
カナダと時差が16時間あるおかげで、家族との生活時間がずれてくれたことは、セルフ自宅待機中にはよかったかもしれません。
今私と一緒にいる時間が一番長い家族は”猫”になっています。
今のところ私は元気です。