靴はご自由に と 経済学入門「経済学者が使う解釈方法」
カナダ生活
ホームステイ先では靴は玄関で脱ぎます。
カナダは土足での生活だと思っていたので、
意外でした。
日本で留学の準備をしている時、
きっと私は土足での生活に慣れるまで抵抗があるだろうから
しばらくはスリッパ生活をしようと思い
持ってきていたスリッパが役に立ちました。
でも、日本のように必ず脱がないといけない、
という訳ではないようで、
ご家族のお友達やお客様は
靴を脱ぐ方がいたり、
脱がない方がいたり。
カナダの各家庭によって違うのかもしれません。
以前、カナダは靴のままの生活だと思ってました、と
ステイ先のご主人にお話ししたら、
- 靴が汚れてないなら履き替えなくても気にならない
- 夏は外からサンダルのまま入ってそのまま過ごす
と、回答をいただきました。
履き替える履き替えないの線引きが
私には難しそうです。
やっと10日目の授業まできました。
経済学入門
10章 経済学者が使う解釈方法
A国の女性一人当たりの子供の数と
B国の女性一人当たりの子供の数を比べると、
B国の数が多い。
理由を考える。
経済学者はどのように解釈するのか。
A国とB国の大きな違いは経済
女性が子育てに費やす時間の合計を
子供一人当たり32,780時間とする。
収入を時給で計算した場合、
豊かなA国の女性の時給は1,500円
貧しいB国の女性の時給は300円
A国の女性が子育ての時間で得られたお金
32,780×1,500=49,170,000円
B国の女性が子育ての時間で得られたお金
32,780×300=9,834,000円
経済学者は子供の数が少ないのは
子育ての時間で得られた収入の差が子供の数の差につながった、と解釈
品質の違う二種類のぶどう
高品質なCぶどうと普通のDぶどう
どちらもカリフォルニア産
カリフォルニアでの販売価格
Cぶどう 1,000円
Dぶどう 500円
ニューヨークでの送料分上乗せされた販売価格
Cぶどう 1,500円
Dぶどう 1,000円
二種類のぶどうの販売シェア
カリフォルニアでは
Cぶどう:Dぶどう = 20: 80
ニューヨークでは
Cぶどう:Dぶどう = 40: 60
ニューヨークの方が高品質Cぶどうのシェアが広い。
理由を考える。
ニューヨーカーはお金持ちが多いから?
経済学者はどのように考えるのか。
二種類のぶどうの価値の差を比べる。
カリフォルニアでの販売価格
Cぶどう:Dぶどう = 1,000円 : 500円
ニューヨークでの送料分上乗せされた販売価格
Cぶどう:Dぶどう = 1,500円 : 1,000円
ニューヨークの方がぶどうCの割高感が少ない。
↓
ニューヨーカーはぶどうCを選びやすい。
経済学者は何かが変化した時、
比較の変化を使って考える。
カリフォルニア出身のE君が
ニューヨークに行ってから高品質なぶどうCを購入するようになったのは、
E君の好みが変わったからではなく、
比較してぶどうCの割高感が減ったから。
Fさんの一日のタバコの本数が減ったのは
タバコを嫌いになったのではなく
タバコの肺がんのリスクを学び、
Fさんにとってタバコを吸うことの
メリットとデメリットの比率が変化したから。
経済学者が使う解釈方法は
比較
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