とりあえず快適カナダ生活 SI’s diary

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風で手を乾かすアレ と 経済学入門「全ての場所が同じで、全ての時間が同じなのか」

カナダ生活

私はダイソンといったら掃除機なんですが、

この前初めて見るダイソンの製品がカナダのトイレにありました。

 

風で手を乾かすアレです。ジェットタオルで名前あってますか?

 

アレがダイソン製だったんです。

本体に大きく名前が書いてありましたし、掃除機などダイソンの主力製品がプリントされていました。

 

日本のジェットタオルより風がすごい勢いで出てきました。すぐに手が乾きます。

風関係はダイソンの得意分野ですよね。さすがの強風です。やればできるじゃん。

でも音が思ったよりも大きくて、思わず手を引っ込めてしまいました。

 

これは私の勝手な考えなのですが、

日本製のジェットタオルも技術的にはあの勢いも可能なんだと思います。けれど音を考えると今くらいの風に落ち着くのではないでしょうか。

 

日本のジェットタオルの近くの壁に

小さなお子様が驚くことがありますので、

使用の際は近くにお子様がいないか十分に注意してください。

 と書かれたポスターが貼ってあるの見たことがあります。小さなお子様への配慮をうたっています。

 

日本では手を乾かすにも周りへの気遣いが必要です。

小さなお子様のためとは言え、ポスターにしないといけないことに、

私は気遣いとはまた違う、何かのおもわくを感じました。お子様のことだけを考えたポスターとは思えなかったのです....。

 

強風でより早く乾くという便利 と 音がうるさいとのクレームのはざまに日本のジェットタオルはいるようです。あまり良いこととは思えないのですが、メリットよりも少数派の否定的な意見が反映してしまうことがあります。

 

行き過ぎなクレームはダイソンの風で吹き飛ばし、もう少し日本のジェットタオルの風力を上げたいです。やればきっとできるんです、強風。

 

 

経済学入門

今回のトピックは

家賃安定化法: Rent Stabilization Laws

です。

 

現在は法の改正があったようですが、NY市では家賃の急上昇を抑える法律がありました。

今回は家賃安定化法がある市とない市では、

人の行動がどのように変わるのかを経済的視点で見ていきます。

 

本来の法律では家賃の値上げ幅や頻度に制限を設け、家賃の上昇を抑えていたそうですが、今回は経済に焦点をあて人の行動をわかりやすくするためにこの法律によって、

一度契約したら、そこに住み続ける限りその住人の支払う家賃は契約当初と変わらないこととしています。

 

 

18章 全ての場所が同じで、全ての時間が同じなのか

1、アパート

 

家賃固定化法がある町の家賃は本来の市場価格より低い。

 

Aさんは8年前にアパートを契約した。その時のアパートの市場価格は6万円。

  ↓

現在も家賃は6万だが、市場価格は上昇現在の価値は10万円

  ↓

Aさんのアパートはシャワーが壊れている

  ↓

オーナーに言っても直すというだけで修理は行われない。

  • 低い家賃では修理ができない
  • 家賃が市場と釣り合うなら修繕は可能

 

もしAさんが今アパートを解約したら、

オーナーは次の住人のためにシャワーの修理が必要になる

しかし、次の住人から家賃を10万円もらえれば修理費はまかなえる

 

つまり、

オーナーにとってAさんのためにシャワーを修理するメリットがない

  ↓

修理は行われない

 

 

家賃固定化法がない町でもこのオーナーは同じ行動をとるのだろうか。きっと住人の退去を防ぐため修繕工事はすぐに行われただろう。

 

法律によって家賃が制限される場所とそうでないところとでは

オーナーの行動に違いが生まれた

 

 

 

2、ホテル

 

ホテルの繁盛期は宿泊費が高い。

ホテル側は利益のことだけを考えて宿泊費を上げているのか。

 

泊まりたいホテルが満室で泊まることができないことは、

顧客の満足度が低下してしまう。

満足度の低下はホテルの価値を下げ、結果的には収益の減少に繋がる。

 

宿泊費が上がると、泊まりたいと考える人が減り、

満室が理由で泊まることができない顧客を減らすことができる。

 

ホテル側は利益のためだけを考えて宿泊費を上げるのだろうか。きっと閑散期にはまた宿泊費を下げるだろう。

 

繁盛期と閑散期とでは

ホテル側の価格設定に違いが生まれた

 

 

何を犠牲にして何を得ているのか。

全ての場所が同じで、全ての時間が同じなのか。

 

隠れている本当の理由はなんなのか。

 

 

 

みなさまいつも読んでいただき、ありがとうございます。

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