とりあえず快適カナダ生活 SI’s diary

きっとカナダを好きになる

バスで心あったか と 経済学入門「隣の芝は本当に青いのか」

 

カナダ生活

学校まで徒歩だと1時間弱かかり、

基本的にはバス通学しています。

 

カナダ到着から学校初日のオリエンテーションまで数日あり、

ホームステイ先の奥様が、

お家の近くのバス停から学校まで一緒にバスに乗ってくれ、

バスの乗り方、降り方を教えてくれました。

次の日も一緒に、でも今度は私が主体で

学校までバスで往復しました。

「これで通学も安心ね」と、奥様。

優しい....。

私の前にも何人も留学生を受け入れているご家庭なので、

留学生が初めに困ることや、知っていた方がいいことなど教えてくれました。

 

知っていることが増えると、不安が減りますね。

 

 

学期も半分ほどきたので、

学校だけではなく行きたいところはもうどこにでも行けます。

電車もバスの定期券で乗れるので、

電車でダウンタウンまで行ったりと、

交通機関を使いこなし始めました。

 

カナダのバスのつくりで、日本と違っていることは降りる際のボタンがヒモ状なことです。

ヒモが窓側に左右一本ずつたゆんでます。

引っ張ってブザーを鳴らし、

降りたいことを知らせます。

 

マナーの面で違っていることは、

二人がけの席は必ず奥に座ること。

どんなに空いていても、

みなさん奥に座ります。

隣の席に荷物を置いたりもしません。

 

それからバスを降りる際、

(特に女性は)thank you と運転手さんに言ってから降ります。

大きめのバスのは降り口が運転席近くと中程の2つあるのですが、

どちらから降りても、

満員で運転手さんまで声が届きにくそうでも、

thank youと言って降りていきます。

 

素敵な習慣だなぁ、と思い、

気づいてからは私もサンキューと言ってバスを降りるようになりました。

 

下校の時に使うバスは小さめなので降り口は運転席近くの一箇所。

降りる時にサンキュー、バイと言うと、

運転手さんはみんなbye byeと返してくれます。

バスに乗る度、心があたたかくなります。

 

明日は経済学入門の中間テストです。

残念ながらテスト範囲までブログに書けませんでしたが、

今日は7日目の授業の復習です。

 

経済学入門 

7章 隣の芝は本当に青いのか

 

同じ条件だったAとBの株

株A$100(分配金は株の10%の$10)

株B$100(分配金は株の10%の$10)

 

Aの会社の新しい製品が好評

Bの会社は製品の偽装が発覚

 ↓

株A$100(分配金が上がり$15 株の15%)

株B$100(分配金が下がり$5 株の5%)

 

Aの会社の株の価値が上がる

Bの会社の株の価値が下がる

 ↓

株A$150(分配金は$15のまま 率は10%) 

株B$50(分配金は$5のまま 率は10%)

 

しばらくすると、

株の値段に対する分配率が同じに戻る 

 

価格の高いA株を購入した人、分配金の少ないB株を購入した人、

隣の芝は本当に青いのか。

 

全く同じ作りの家が二つある。

販売価格はどちらも$150,000

 

しかし、家Cは一年通して快晴の地域にあり

家Dは曇天と厳しい寒さの冬が長く続く地域にある。

 

地域の良さを数値化した際、

家Cの地域の価値は$200,000相当

家Dの地域の価値は$75,000相当と見積もられた。

 

家の良さがわかる指数;地域の価値/家の価格

家Cは200,000/150,000=1.3

家Dは200,000/75,000=0.5

 

指数から家Cの価格が高騰

指数から家Dの価格が暴落

 ↓

家Cは販売価格$300,000

家Dは$112,500

 

家の良さがわかる指数;地域の価値/家の価格

家Cは300,000/150,000=0.6

家Dは112,500/75,000=0.6

 

しばらくすると

指数が同じになる。

 

価格の高い家C、天候の悪い家D

隣の芝は本当に青いのか

 

株Aと株Bの利率は変わらない。

家Cと家Dの指数は変わらない。

 

何を基準にいいと思うのか、

本当に今持っているものは、劣っているのか、

実は自分の家の芝は隣と同じくらい青いのではないか。

 

本質を見極めないといけない。

 

そして、例え本当にもう一方の方が優れていたとしても、

変更のメリットが変更にかかるコストより大きくなければ、

乗り換えてはいけない。