とりあえず快適カナダ生活 SI’s diary

きっとカナダを好きになる

カナダでインスタントラーメンを食べて思い出したこと

前に聞いたことがありました。

アメリカでラーメンをお店で食べると一杯2,000円するが、

それでも売り上げは日本と変わりない。

それは日本と違い、お客さんがお店にいる時間が長いからだ、と。

日本人のように30分くらいで食べてお店を出るのではなく、海外の方は1,2時間かけ、一杯のラーメンを会話と共に楽しむからだと。

 

今思えばすごく経済学的な話だったのですが、

その話を聞いたとき私は、

のびたラーメンは美味しいのだろうか?

海外の方はのびたラーメンを気にしないのだろうか?

と、そのことが気になったのです。

 

なぜこの話をしようと思ったのかと言いますと、

今日、その疑問が解決したのです。

 

今日の夕ごはんは

”チャイニーズヌードル”でした。

 

素は日本で売っているような即席メンなのですが、

カナダの方が調理すると全然違ったものになります。

 

マッシュルーム、カボチャ、カリフラワー、豆など、

小さめに刻んだたっぷりの野菜。

そして、スープ皿によそられて用意してくれました。

 

もちろんフォークで食べます。

 

そして、麺。

完全にのびきってます。

のびのびです。

 

おそらくお鍋でしっかり煮込まれ、

やわやわです。

 

日本でこの状態になってるラーメンにお会いしたことはなく、

文化の違いなのだ、仕方ない。とおいしくないことを覚悟して食べました。

 

え?美味しい。

 

そうなんです、

美味しかったのです。

 

でも正直に言いますと、

ラーメンではなく新しい種類の麺料理である、と私の脳は判断しました。

多分、中国の方はこれは中国のラーメンじゃない、と言うと思います。

でもそれは日本でもあることですよね。

日本のインドカレー

インドのカレーと少しは違うと思います。

 

 

「チャイニーズヌードル、私の母が好きでよく食べていたの」

と奥様はおっしゃっていました。

 

驚いたことがさらにありまして、

「少し多く作ったから、お腹が空いたらよかったら食べて」と奥様。

 

見るとキッチンには

ザルで具と麺がスープとわかれてタッパーに入っていました。

私のホームステイ先独自のことなのか、

カナダの方はこのようにするのかわからないのですが、

残ったインスタントラーメン、翌日も食べるようです。

 

日本で食べきれなかったら、捨ててしまっていました。

まさか、余ったラーメンを温め直して食べるとは....

 

驚きです。

 

海外の方はのびた麺を気にするのか、しないのか、

ではなく、

そもそも”のびた麺”言う感覚がないのかもしれないです。

 

でも、のびた感覚ないのかなぁ。

先日茹ですぎたパスタには、失敗したと奥様嘆いてました。

 

一つ疑問が解決し、一つ疑問が生まれたお話です。