日本に戻ります。
バンクーバーの大きな大学の決定を受け、
私の小さなカレッジも夏学期も継続してオンラインでの授業を決定しました。
不安だったので学校に確認のメールを入れました。
夏学期の授業”全て”がオンラインなのか。
返信は全てオンラインでの提供とのことでした。
途中で通常には戻れない、と学校は判断したようです。
私の学校の夏学期の終わりは7月です。
4ヶ月も先。
オンラインなら、日本で授業を受けることができます。
こんな理由で帰国になるとは思いませんでした。
正直に言いますと、
オンラインでの授業の質はこれまでと比べれば劣ります。
けれど生徒側から見ても先生たちの負担は通常とは比べものにならないと思います。
カナダの学校は先生と生徒の距離が近いこともあり、
先生たちはわからないはメールするように言います。
きっと何人もいる生徒から同じような質問のメールが入り、返信に追われていると思います。
そして先生自身もオンラインの授業にも慣れないといけませんし、
オンラインでの授業に合わせて課題を作り直したり、
資料を作成していると思います。
これまでなら必要のない作業。来学期もオンラインとは言え、この緊急時だけ、一時的にしか使われないものです。
私は質問があっても、先生たちのことを考えてしまいます。発言よりも気楽に質問できてしまうメールと言う方法は、いつもより先生への負担を増やすことになりそうです。きっと大変です、質問は最低限にします。
一方、生徒は楽になったかもしれません。
なかなか時間通りに始まらない授業はいつもより短くなりがちですし、
他のことをしていても、先生たちにはわかりません。授業に参加しているかは参加者を見ればわかりますので、出席をとりますが、接続さえしてれば授業をちゃんと受けているかはわかりません。
生徒側の画面は表示する義務がありませんので。
授業をしっかり受けないことは良くないことです。自分のためになりません。けれど、いつもよりだらけた気持ちになりやすいことは、オンライン授業のデメリットの一つだと思います。
対面での通常授業と違い、オンライン授業は自制心や集中力が必要です。
でもこれは通常なら、どの生徒も教室に入れば出来たことなのです。集中力がオンラインのせいで保たないのは生徒のせいではないかもしれません。
学校のスタッフさんたちの負担も同じく大きいと思います。
私もメールしてしまいましたが、
たくさんの生徒がメールしていると思います。
私の学校の生徒は国籍も様々ですし、
生徒一人一人が学校のホームページをインターネットで個々に確認している状態です。
自粛中のため生徒同士のやり取りも少ないと思います。そして、生徒同士の不確かな情報交換より、直接学校に確認をとる子が多いと思います。
わたしは一人カナダに引きこもっていましたが、
帰れると思うと気持ちがちょっと楽になりました。
いつ通常に戻って、学校に来なさいっと言われるのかわからずに、家でオンライン授業を受けることは思いの外ストレスだったようです。
新しい不安も出てきました。
帰国の時に電車や空港を使うことが少し怖いです。
人との接触が増えて感染の確率が上がります。
日本に戻っても2週間は自宅にいようと思います。無自覚保有もあるようですし。
自分が感染することも怖いですが、
カナダから日本へウイルスを運びたくない。誰かにうつしたくない。
(家族よ、感染してたらごめん)
運んでしまったら、私だけで収めたい。そう、思います。
連日学校のアナウンスが更新され、
急遽慌ただしく荷物をまとめています。
状況が状況です。
他に方法がないので仕方ないとはいえ、学校側のアナウンスがホームページからのみなので、私の友達の中には状況を把握できてない子や夏学期のオンライン授業の決定を知らない子もいました。
私も帰国に踏み切っていいのか心配でしたが、友達や他の大学の方々のTwitterなどから判断しました。
もう一つ心配なのはオンラインの授業。
日本で受けると夜中です。夜中どころか授業によっては日本時間の0時から3時間。
私は日本に戻っても、
カナダ時間での生活になります。
夏学期は週に二日、1日4コマの授業を組んでいました。オンラインでの授業が始まる前に選択した教科と授業構成でしたが、結果として週に二日だけに押し込んでおいたことは良かったと思います。
ですが時間帯。
夜中0時スタートで朝10時終わりです。
授業の前と後、どっちに寝ようかなぁ。
日本の家族とは生活リズムが全く違うことになりそうです。
帰国。
夏学期終わるまで帰れないと思っていたのに。
でも、なぜでしょう。
日本に帰れる嬉しさより、
状況に追いついてなくて混乱している自分がいます。
でも、もう少し経てば嬉しさが出てきそうです。