≈ と ≒
カナダのカレッジでの数学。
今の範囲は少し前にお話したままの微分です。
前にお話した時も授業で関数電卓を使うと言いましたが、
それはつまり、答えがきれいな数字にならない、と言うことでもあります。
日本なら分数で書きそうな答えを 1.249 のように小数で書いたり、
もちろん問題にもよりますが、2√2 を 2.828 と書いたりします。
日本の大学でもそうなのでしょうか?
範囲は日本で言うと高校ですが、学ぶ側としては大学生です。
私の感覚で、答えになる数字がきれいな数でないと、合ってないように思ってしまい、
計算をやり直してしまいます。
何度解いても同じで、解説をみると関数電卓を使っているとしか思えない数字の時があります。感覚を変えないといけません。
それからニアリーイコールが
≒ これではなく、
≈ これです。
なにこれー?なみなみです。
よく、数学は世界共通と言いますが、
比較的よく使う ≒ がすでに違うじゃないですか....。
調べたら、ニアリーイコールと言う言葉、和製英語だそうです。
≈ はapproximately equalと言うそうです。意味は同じですね、大体の数字。
そして ≒ 日本と韓国、台湾くらいしか使わないそうです。≈が世界基準のようです。私はこの記号、コピペしてここに置いてるのですが、
何と日本語で打てばこの≈は出てくるのでしょうか?出し方がわかりません。
このように、数学と言うだけですでにハードルが高いのに、
関数電卓の使い方や電卓を使うと言う感覚、
そして時々ある知らない数学の記号。
計算に付随していろいろ新しいことを学んでいます。
数学、今回のレベルより上のものも取らないといけないので、
先が思いやられますが、私は数学嫌いではないので今のところ楽しいです。
先生もとてもいい先生にあたりました。教え方がとっても丁寧です。
カナダの大学は先生によって授業内容やテストが様々です。
本当に十人十色。いい先生・合う先生にあたったのは運がよかったです。
とは言っても、他の教科の先生も私には合っているので、合わない先生がいないかもしれません。
学期末に生徒たちはアンケートに回答します。
先生の教え方がどうだったか、どういった生徒に合った先生かなど。
きっとアンケートによっては先生の今後が変わるのかもしれません。どうやら先生の市場も競争社会です。そのおかげか今のところ合わない先生はいません。
競争社会は言い換えると自由社会です。
自由に何かを行なうと競争が生まれ、自然淘汰されます。
いいものが残る。
けれど残ったいいものが、
本当にいいものか、都合のいいものかはわかりませんね。