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経済学 トレード、絶対優位そして比較優位

今日は経済学のトレードについて。

 

私は前回の秋学期、経済学の入門を受講したのですが、今回はその一つ上のコースを受講しています。

内容は前回と重なるところが多いですが、より深く、学べるようです。前回経済って面白いな、と感じる事ができなので今回も楽しみです。先生がとってもわかりやすく説明してくれるおかげです。

 

今日はトレード、絶対優位と比較優位について少しまとめます。

 

トレード、つまり誰かとの交換。

何かを渡し、代わりに何かを得る。

 

感覚的に同じくらいの生産性の二組が交換するなら損をしたり得をしたりがないように思います。そして、生産性の高い人と低い人の間のトレードはどちらか一方が損をしてしまうように感じます。

 

しかし、経済学的には適切なトレードすれば双方利益が出るのです。

 

例えば1日で生産できる量が

 

A君

牛肉0kgなら、じゃがいも32kgを生産できる

牛肉4kgなら、じゃがいも16kgを生産

 

Bさん

牛肉12kgなら、じゃがいも24kg生産

牛肉18kgなら、じゃがいも12kg生産

 とします。

 

A君よりBさんの方が牛肉、じゃがいも共に生産高は高いです。

そしてこの2人がトレードします。

 

トレード前

A君  牛肉0kg・じゃがいも32kg

Bさん 牛肉18kg・じゃがいも12kg

 

トレード

A君←Bさん 牛肉5kg

A君→Bさん じゃがいも15kg

 

トレード後

A君  牛肉5kg・じゃがいも17kg

Bさん 牛肉13kg・じゃがいも27kg

 

トレード後は自分一人で生産した時と比べ、

 

A君

牛肉4kg→5kg(1kg増加)

じゃがいも16kg→17kg(1kg増加)

Bさん

牛肉12kg→13kg(1kg増加)

じゃがいも24kg→27kg(3kg増加)

 

トレードすると、双方が単独で生産したと時より多く得る事ができるのです。

 

不思議じゃないですか?

トレードは双方が得をするんです。

 

BさんはA君に比べ両方とも生産量が多いです。

Bさんのことを絶対優位と言います。

 

そして、二人が牛肉、じゃがいもどっちの方が生産するのか得意かを比べます。

この二人の場合A君はじゃがいもを作るのが牛肉を作るより得意です。

牛肉はBさんの方がじゃがいもを作るより得意です。

じゃがいもの比較優位はA君、牛肉の比較優位はBさん。

 

比較して優位にあるものに特化して生産を上げる事が、利益をうみます。苦手なものを作るのは利益になりません。

 

これは国同士の貿易でも同じ事が言えます。

アメリカなど大国は何を生産しても生産量が高く、比べて途上国は生産性が低い。絶対優位がアメリカだとします。

けれど比較優位の考え方をするとアメリカは自国で生産するより貿易してトレードをすることにメリットがあります。

比較優位にあるものに特化し、他国に頼るものがある方が最終的に得られるものが多い。

 

グラフや数字からみると、とてもわかりやすいのですが、実社会に置き換えるとちょっと不思議に感じます。

 

前の学期でも同じような内容を勉強したとき、先生は『世界的なサッカー選手が例え掃除が得意でも、掃除はお金を払ってでも別の人にやってもらい、自分はサッカーをした方がお金を稼げるでしょ?』っと言っていました。得意なことをする方が生産性がたかいのです。

 

自分が得意なことを極め、そして不得意な部分は人を頼る。

そして誰かの不得意な部分を自分が助ける。

 

世界は誰か、そして何かと繋がると利益が生まれる。

世界はみんなで作っているのですね。