気持ちが折れそうで、でも折れなかった。
コンピューターサイエンスの授業を今回の学期からとっているのですが、
今までのクラスと国籍の比率が大きく変わりました。
これまではインドなど南アジアからの生徒さんが多かったのですが、今は9割中国人です。(先生を含む)
私はカナダで中国人に囲まれています。
中国人が私は本当に羨ましいです。
学校には中国出身のカウンセラー、先生も中国人。
困ったことがあったらすぐに聞けるのです。先生への質問も中国語でできます。
私には英語という言語しかない。英語を話すしかない環境は、確かにいいと思います。
しかし、何か困ったことがあったときに日本語で聞ける人が私にはいません。本当に聞くことになるかどうかは別の話なのです。居るだけでいいのに。
中国人の生徒さん達なのですが、英語力は様々です。
今日プレゼンの課題発表がありました。
カナダに来てどれくらいの子たちなのかわからないのですが、
何人も衝撃をうけるくらいスラスラ、ペラペラ英語でプレゼンをしていました。スラスラですが、ネイティブではないことはわかります。
私はプレゼンの課題もすぐに取り組みましたし、文章もしっかり仕上げたつもりでした。けれど私の努力ではかなわない英語力を目の当たりにし、今日は少し悲しい気持ちになりました。
クラスで例え課題に一番時間をかけたとしても、プレゼンを上手にすることができなかったらダメなんです。もっとプレゼンの練習をすべきでした。プレゼン用のスライド作成や発表内容の文章を仕上げることよりやるべきことがあったのです。
カナダに来て4ヶ月です。
今日ほど自分の英語力に悲しくなったことはありません....。
授業で先生の言ってることはだいたい理解できますし、予習をして復習もしてたくさん勉強して、中間テストや期末テストも自分が思ったよりいい点数がもらえ、学校生活が順調に送れていると思っていました。
でも私には、プレゼンをメモなしにすることも、細かいニュアンスの質問を先生にすることも、それどころか言いたいことの10 %もすぐには英語にできていないように思います。
大学は英会話スクールではありません。
英語を積極的に話していく姿勢がないと向上するのは難しいのです。わかっているのにその対策や解決方法を真面目に考えていませんでした。
学校に通っていればどうにかなると思っていたのです。考えが甘かったですよね。
座学と実世界はやっぱり違います。今、日本にいた頃の英語のテストをやったらきっといい点数が取れるのかもしれません。けれど私に今必要なことはそれではないのです。カナダで自分を表現する力、それは表現のツール、英語なのです。
他の生徒さんのプレゼンを聞きながら、ぽきっと気持ちが折れそうだったのですが、
気持ちを折ってる暇があったら瞬間英会話でもやった方がいいな、と踏みとどまりました。
私はしぶといです。