クリスマスの思い出
みなさんにはクリスマスの特別な思い出ありますか?
今日ホームステイ先のご夫婦からクリスマスの思い出をたくさん聞きました。
とても素敵だったのでちょっとだけ、ご紹介します。
お二人には息子さんと娘さんがいます。今はもう一人立ちし、家族を持ち、お子さんもいらっしゃいます。これは息子さんたちが小さかった時のお話です。
クリスマスにはサンタさんが来る、と息子さんたちは信じていました。
サンタさんへクッキーとミルクを用意し、そして眠りにつきます。
ご主人は二人が寝た後、そのクッキーを食べます。
でも全部は食べず、あえてクッキーを崩し、食べた後を残します。そしてミルクも少し残すそうです。
人参もかじって床に置いておきます。ちいさい子たちはこれを見てトナカイが食べたと思うそうです。
まだあります。
暖炉の灰と靴を使って、床に足跡をたくさん残します。まるでサンタさんが煙突から入ってきたかのように。
息子さんたちは次の日、サンタさんが居た跡を見て、とても喜んだそうです。
ご夫婦はとても嬉しそうにクリスマスの思い出を話してくれました。
とっても素敵な思い出です。
息子さんたちが大きくなり、そして家族を持ったことでクリスマスのサプライズはしなくなり、少し寂しい期間があったようですが、
お孫さんたちが産まれたことで、また賑やかなクリスマスになってきた、とおっしゃっていました。用意しないといけないものがたくさんあるけど、クリスマスはやることがたくさんある方が楽しいそうです。
お二人はクリスマスまで後〇日と、毎日話しています。
後〇日寝たらクリスマスだ、と言っていました。まるでお正月のようです。
クリスマスはカナダの人にとってとても大切な日なのだと感じました。そして、たくさんの素敵な思い出のある日なのです。
誰かにとって とても価値のあるものは、実際のお金に換算することは難しく、大切だと思う感情が価値を作るように思いました。
大切なものを大切にしないと大切ではなくなってしまいます。
振り返った時に素敵な思い出になっていること、それを作るのは今なんですね。お二人の思い出がとても素敵で、聞いているだけで私も幸せになりました。
私は小さかったので、サンタさんとのクリスマスは少し遠い思い出になっています。
例年のケンタッキーとケーキを食べる、それも楽しいクリスマスですが、家族と特別な思い出を作りたくなりました。