英文の読書
英語の文章を読む力、つまりリーディング力を鍛えるために、
以前は英語の小説を読んでみたりしたのですが、あまり楽しいものではありませんでした。
小説を読む時に知らない単語はそのまま読み飛ばして意味を推測できればいいのですが、
どうしても本筋に関係してくる単語だと調べないといけません。
調べていると読むのに時間がとってもかかるんです。
時間がかかるとこれまで読んでいた部分を忘れてしまい、また戻って読み返す。
せっかくの楽しい読書は途中で楽しくなくなって挫折しそうになるんです。思うように進まないし、一向に終わらない。
最近英語の学習のためだけなら小説に挑戦するよりもいいものを見つけました。
それはTOEICやTOEFL、英検など、英語試験のリーデイングパートです。
試験の長文のいいところはこちら
- 長文といえ小説に比べればずっと短い
- 構文がわかりやすい
- 専門性の強い単語の場合、長文中に説明の文章がある
- 自分で内容を選べないので様々な分野の単語を学べる
ホームステイのお家の近くに図書館があり、英語学習者向けの本がたくさんあります。
カナダは英語の国なのにちょっと不思議ですが、移民が多いからかいろいろな場所で英語を学習することができます。日本の図書館には日本語を学ぶ本がどれほどあるのでしょうか。
近くの図書館にはTOEIC、TOEFL、IELTSなどのテキストがたくさんあるので、私は最近読書としてテキストを読んでいます。
エッセイや短編小説を読む感覚に近いです。
英語の勉強と併せて、ためになることも書いてあります。
貧しい国で小さい子供が違法に労働させられていることも長文問題から知りました。
りんごの種にはカラダによくない成分が入っていること、13年ゼミのこと、
それから以前ご紹介しましたシュレーディンガーの猫も長文から知ったことです。
自分で英語の小説を買う時にはまず選ばない題材です。興味がないと思った分野でも、短い文を読むうちに詳しく知りたくなることがあります。知っている内容でも英語で書かれると意外な発見をすることがあります。
日食と月食は知っていましたが、それについて書かれた長文問題で発見がありました。日本語の説明ではきっと仕組みの説明をする時に”太陽と地球と月の位置が〜”と書くと思うんです。でも、その長文では”太陽と地球と地球の月の位置が〜”と書かれていたんです。
なぜ地球の月と書くのか不思議に思い、月について英語で調べたことがあります。一般的には英語で衛星はsatelliteです。けれど月にも衛星という意味があまり使われませんがあるそうです。 きっと曖昧さをなくすため地球の月と書いたのだと思います。
知らないことに興味を持つこと。新しい分野への架け橋です。
みなさんも英語の学習のために本を読もうとお考えで、リーディングに少し不安がある方は、小説よりテキストがお勧めです!文章は長くても2ページほど、挫折する暇はありません。
今はネットにもたくさんのリーディング問題がありますので、隙間時間を楽しく英語の勉強に充ててみてください!