二度あること
最近ホームステイのお家はクリスマスの模様替えで
家の中がとても華やかに変身してきています。
以前こちらのブログでもお家の外の飾り付けの様子をご紹介したのですが、
お家の中の飾り付けも始まりました。
クリスマスの飾り付け、
家の外は想像しやすいかと思いますが、実際の様子はみなさんの想像したものより派手かもしれません。私は電飾つけ過ぎでは?と、笑ってしまうほどです。
家の中の飾り付け、
クリスマスツリーや、リースは日本でもお馴染みですよね。
他に何があるのかといいますと、どう表現したらいいのでしょうか。もう、何もかも全てがクリスマス仕様なんです。
タオル、マット、クッション、テーブルクロスはチェックや真っ赤な色に変わりました。壁や物が置けるスペースには、隙間なくクリスマスの飾りが置かれました。
飾りのキャラクターは雪だるま、トナカイ、星、雪の結晶、ヒイラギ、サンタさん。人型の置物はサンタさんと思われる赤い帽子を被ったものと、それから真っ白い服を着たものがいます。白い服の人形はひげをはやしているのでサンタクロースかと思ったのですが、名前を聞いたらサンタクロースとは違っていました。馴染みのない名前だったので、すみません、もう忘れてしまいました。なんだっけ?
そして意外だったのが、くるみ割り人形とキリストです。
くるみ割り人形はクリスマスの飾りなのでしょうか?
高さが1メートルくらいのくるみ割り人形がリビングに何体も出現しました。あれは夜見ると怖いヤツです。
そしてキリスト像です。よく考えたらクリスマスはキリストの日です。意外に思ってはいけませんでした。
でも”キリストを飾る”という行為はどのような気持ちなのでしょうか?神様を飾る気持ちなのか、それともサンタクロースのようにキャラクターとして飾る気持ちなのか。カナダ人がどのような感覚なのか気になります。
こちらのお宅には腰の高さくらいの棚があるのですが、
その上にキリストの誕生場面を模した置物たちが置かれました。
キリストが生まれた納屋などもあります。中には生まれたばかりのキリストやマリアの像が置かれています。納屋の周りには見守る人々と動物の置物。一体20センチくらいの大きさです。
納屋を表現するためワラなども敷かれていました。
(調べましたら降誕セットと呼ぶそうです。詳しくは「 降誕セット 」で検索!)
このキリスト降誕セットは陶器でできているのですが、奥様の作品です。
奥様が30年くらい前に陶器を磨き、色つけをしたそうです。淡い色に染められた陶器はとても素敵な作品です。
ですが、この一体が割れてしまいました。
飾り付けをしている時に落としてしまったそうで、置物の足元部分から二つに分かれてしまいました。
実は奥様今週に入って大切なものを落とすのは3回目です。
二度あることは三度ある
このことわざはカナダにもあるようです。
1度目と2度目は同じ日に起こりました。夕ごはんを食べている時に奥様が話してくれました。
こちらのお家には大きな柱時計があり、時計には振り子以外に松ぼっくりの形をした飾りがチェーンで吊るされています。3つあるうちのひとつを掃除機が触ってしまい、チェーンから外れて落ちてしまったそうです。
飾りは金属でできているため重いです。床には陥没した形跡がありました。
二つ目はガラスでできたインテリアの玉を落として割ってしまったそうです。こちらもお掃除の時にやってしまったと言っていました。
「2つ落としたから、3つ目が近いうちにあるわ」
と、奥様が冗談を言っていた矢先です。
二つの不運から2日ほど経った日。いつもなら私の方が早起きするのですが、その日は奥様の方が早く起きていました。目が覚めてしまったからクリスマスの飾り付けをしていたそうです。
おはようございます、と挨拶したら
「これを見て!」と割れた陶器の置物を見せてくれました。ついさっき落としてしまったそうです....。
そう言えば朝方「 Shoot!」と声が聞こえました。
少し残念そうでしたが、奥様はとっても前向きです。
「これで3つ終わったわー。ヤフー!」
と言っていました。前向き〜。
今はその置物は接着剤で元通りになっています。粉々にならなくて本当によかった。
リビングには収納ケースがたくさん出されています。中にはたくさんのクリスマスの飾りや置物です。飾られるのを今か今かと待っています。
私にはもう飾りを置くスペースがないように思いますが、奥様もご主人もまだまだ完成までに時間がかかるとおっしゃっていました。
真っ赤な色やライトたちで目がチカチカしそうです。最後にはどんなことになってしまうのでしょうか....。
私は少し心配しています。
4度目が起こらないか。