方向音痴を治したい
今回のブログはいつもより少し長めです。
まとめると ”方向音痴を治したい” になります。
お暇な時に読んでみてください。
慣れてきたカナダのバス
カナダの車は左ハンドルです。
道路も日本とは逆の車線を走ります。
バスを乗っている時はあまり感じませんが、
時々ホームステイ先の奥様のお買い物について行く時は、助手席にいて少し変な感じがします。
車線が逆なことと、私がおそらく方向音痴なので
どっちの車線でバスを待ったらいいのか、地図からどちらの方向に行くのが当たっているのか理解するのに時間がかかります。私は地図を回転させて見るタイプの人間です。
登下校にはバスを使っています。
家の近くにも、学校の近くにもバス停がありとても便利。
グーグルの地図で検索すると目的地までどのバスに乗ったらいいのか教えてくれます。
行先の異なるバスが同じバス停に止まりますが、
カナダのバスには番号が振られています。ちゃんと確認すれば行先を間違うことはありません。
カナダに来て3カ月くらい。
バスに乗ってバンクーバーに行ったことがあります。乗り継ぎもあり1時間くらいかかりました。
知らない土地でバスに乗って一人で出かける。
私にはなかなかハードルが高かったので、到着できた時はやったーと思いました。電車を使えばもっと早くいけたのですが、初めてのバンクーバーへは乗り方の知っているバスを使ったのです。
少し慣れてきて調子に乗っていたようで、
昨日失敗してしまいました。
失敗したカナダのバス
私の授業は7時20分に終わります。
先生は、その日の範囲が終わると授業を早めに切り上げます。
7時10分ごろ終わることが多いのですが、7時前に終わる日も。
終わる時間がまちまちでも、先生に質問したりとクラスで時間を潰してから、学校初日に検索した7時40分発のバスに乗っていました。
何日か前にもう少し早い時間のバスに乗れないのかな?と、ふと思いました。
検索してみると、地図上では同じバス停から違う番号のバスが出ています。降りるバス停は変わるようですが、このバス停も家の近くです。下校の時に使うのは初めてですが、登校の時に2回ほど使ったことのあるバスでした。
7:23発。
このバスに乗ればもっと早く家に帰れます。
授業が早く終われば乗れそうな時間です。
昨日は7:10に授業が終わりました。バス停に行き、バスを待ちます。
いつもとは違う番号のバスが来ました。知らないバスに乗るのは少し不安なのでもう一度番号を確認し、合っていることを確認。ちゃんと乗る事ができました。
家までは直線距離を車で走れば10分くらいなのですが、バスは駅などを回りますし、乗客の乗り降りで25分くらいかかります。バスの中で英単語のアプリをするのが私の日課です。
いつもとは違うバスに乗って、いつも通り英単語の勉強をしていました。15分ほど経った時、周りをみると全く知らない風景だと気づきました。すぐにGoogleの地図を開いてみると家とは方向が全然違います。
真逆に進んでいます。
カナダのバスはA地点とB地点を結ぶ場合、
A→BとB→Aは同じ番号がバスに表示され、その横にA行きやB行きと書いてあります。
乗るバスの番号は合っていましたが、行先を確認しなかったせいで間違えてしまいましたようです。
地図を書いてみました。
緑の線がいつものバスのルートで、茶色が今回乗りたかったバスです。
いつも使っているバス停とは道路を挟んで反対側のバス停で乗らないといけなかったようです。
登校時に乗ったことがあるので、いつもとは逆方向に進まないといけないことは、きっと方向感覚がしっかりしている方ならバスに乗ってすぐ気がついたと思います。
迷ったカナダのバス
授業が終わると外は真っ暗です。
乗車からずいぶん経ってから間違えたと気づきました。しかし住宅街をバスは走っており、外は真っ暗です。
降りて戻らないといけないのですが、降ろされた場所が暗すぎでは不安です。街灯が欲しい。どうしようかと思っている間にもバスは進みます。
公園が近くにあるバス停で他のお客さんが降りていきました。少し明るい。私も一緒にそこで降りました。一緒におりた女性はもちろん自分のお家へと歩いていきます。
私一人バス停に取り残されました。
知らない国の知らない街。そして知らないバス停です。周りには誰もいません。
7時40分になっていました。
私の携帯は場所によってインターネットの接続が悪い時があり、運悪く降りたバス停ではGoogleのバス検索ができなくなってしまいました。
街灯より電波を気にするべきでした。
不安な時は悪いことを考えがちです。
最終バスの時間が過ぎていて、戻るバスが来なかったらどうしようとか、不審者が近くにいたらどうしようとか。
でもこのルートのバスが登校の時と同じなら20分間隔で走っているはずです。長くても20分待てば戻るバスは来ます。でも、とても長い時間に感じました。
15分くらいでやっと戻れるバスが来てくれました。来た道を戻り、学校を通り過ぎ、学校近くの大きな駅に着きました。
私の考えではこのバスに乗れば家まで帰れると思ったのですが、バスの乗客はみな、駅で降りてしまいました。
不安になり運転手さんに聞くと、こちらの駅が終着点だそうです。
学校が終わった時間ならこの番号のバスはこちらの駅から次の駅に進みますが、時間帯によってはこの駅が終着になってしまうようです。
駅でバスを降り、次のバスに乗らないといけません。
駅なのでたくさんのバス停がありますが、心配した運転手さんが親切にも私の家の近くに行くバスの番号を教えてくれました。駅のバス停で30分ほど待ち、家の近くまで走るバスに乗る事ができました。
最終的にお家に着いたのは9時少し前。いつもより早く帰れるはずが1時間も遅くなってしまいました。とても疲れました。
自分のことでいっぱいで連絡をしなかったので、ホームステイ先の奥様に今日は遅かったのね、大丈夫だった?と、心配をかけてしまいました。
慣れてきたからと過信はいけません。でも失敗したからといって今まで通りのバスに乗ってては進歩がありません。
週明けの授業がまた早めに終わったら再チャレンジです。今度は反対車線から早めに帰れるバスに乗りたいです。
でも少しだけ、
授業が遅くなっていつものバスで帰りたい気持ちもします。