カナダでおはぎを思い出す
夕ごはんの時にサラダがよく出ます。
主の野菜はロメインレタスです。日本でもおしゃれなレストランでは見たことがあります。レタスと白菜の間のようなレタスで、カナダではレタスよりよく見かけるように思います。シャキ!っとした歯応えがあります。レタスと白菜の間のような野菜なのにおしゃれに見えるのが不思議です。
ドレッシングは自家製です。
バルサミコの味とガーリックの風味がして とても美味しい。
私は酸っぱい味が好きなのでどうやって作っているのか教えてもらいたい。前に奥様は母から習った秘密のレシピと言っていました。
ドレッシングもそうですし、
こちらのご家庭ではいろいろなものが自家製です。
ホットケーキやクッキーの素はスーパーでよく見かけますが、
奥様は〇〇の素は使わず、
ケーキもパンも作る時は粉からです。
アップルパイはパイ生地から手作りしていましたし、
りんごもお庭で採ったものです。
パスタもよく夕ごはんに出ますが、
トマトソースの時も、
そしてジェノベーゼの時もソースは手作りされてました。
トマトも、バジルも育てたものです。自給自足。
ジェノベーゼってどう描いたら良かったのでしょうか....?
そう言えば余談なのですが、
ご主人が私にジェノベーゼのバジルはお家で採れたものだよ、と説明をしてくれた時、
バジルを”ベイゾー”と発音しました。
ベイゾー....
なんのことかわからずベイゾー初めて食べました、と間違った返事をしてしまいました。話を聞いていく中で、バジルのことか!と分かったのですが、訂正しそびれました。
話を戻します。
一からお料理をすることに私はいつも感動します。
すごいなぁ、手間がかかっているなぁ、と思います。日本でトマトのパスタをお家で作る時、ベースのソースは市販のものを使って、野菜などを追加して食べていました。
半分市販 半分手作りのパスタです。
こちらのお家ではりんごやトマトの他、たくさん採れたものは
ソースやジャムなどにして地下室で保存しているそうです。
地下の冷蔵庫と冷凍庫は食べ物でいっぱいだ、とおっしゃっていました。
まだ地下室に足を踏み入れたことはないのですが、
ちょっとだけ覗いてみたくなりました。
少し前に娘さんの赤ちゃんの離乳食にと
りんごを煮てペーストにしていました。
保存料はもちろん入っていないですし、お砂糖も使わないで作ったそうです。
ペーストは瓶に詰めていたのですが、
全部で大小合わせて2、30個はあったと思います。もっとあったかもしれません。
キッチンは瓶だらけでした。
あれは1、2ヶ月で赤ちゃんが食べ切れる量ではとてもないので、
冷凍保存しているのかもしれません。
離乳食までお手製で、感服です。
カナダの方の多くがこちらのご家庭のようにしているのか、
それとも奥様がお料理好きだからなのかはわかりません。
けれどおいしくなることに労力を惜しまない様子が、亡くなった祖母に重なるところがあり懐かしく感じています。
よく祖母は煮豆や煮魚を作ってくれましたし、
うどんやお蕎麦も粉から打ってくれました。
私が小さい時はクッキーを一緒に作ったこともあります。クッキー作りとても楽しかった。
私が今カナダにいることを祖母は知りません。
カナダに来て祖母との思い出を振り返ることができ、少し嬉しいです。
おばあちゃんの作ったおはぎが
とても食べたくなりました。
今日も読んでいただき本当にありがとうございます。