SUSHIの作り方
ホームステイ先の近くの図書館でお寿司のレシピ本を見つけました。
著者の国籍はわかりませんが、イマタニ アヤさん。日本人のお名前です。
これは、みなさんにご紹介しなければなりません。
初心者用と書いてありました。お魚のさばき方や酢飯の作り方、海苔、わさび、しゃもじなどの解説から始まり、次にお寿司の作り方です。
本の中から面白いレシピご紹介します
うなたま手巻き Unatama Temaki
材料 酢飯 大さじ4杯
海苔 7×4インチ(1インチは2.5㎝くらいです)
うなぎの蒲焼 1×3インチ
たまご焼き 1.5×3インチ
きゅうり 薄く棒状に切る
- 酢水で手をぬらし、酢飯を手にとる。反対の手にのりを持ち、その上に酢飯を指で広げる。
- 具材を酢飯の上にのせる。
- 海苔の角を持ちながらコーンの形に包む。
- 手巻きスタンドに立てる。
こちらは手巻きずしのページの一番最初だったんですが、
はじめのページを”うなたま手巻き”という初見の手巻きずしが飾りました。
そして、酢飯を大さじ換算です。
私はお家で手巻きずしをする時に、酢水で手をぬらしたことも手巻きスタンドに立てたこともありません....。アイスクリームのように立てられていました。
巻きずしの中で不思議な具材を見つけました。
- たまご巻き Tamago Maki
- アスパラ巻き Aspara Maki
- 北海巻き Hokkai Maki
- かっぱ巻き Kappa Maki
巻きずしでたまご焼きやアスパラを入れたことがなかったのですが、
見た目が綺麗でした。
こちらのアスパラは茹でてあり、ゴマを一緒に包むそうです。へー。
北海巻きはサーモンとアボカドの巻きずしです。これも知りませんでした。
北海と書いてありましたで、北海道のご当地巻きずしなのでしょうか?味の想像はつきます。ふむふむ、美味しそうです。
もちろんきゅうりの一般的なかっぱ巻きの作り方が書いてありましたが、
なぜ”Kappa”なのかは書いてありませんでしたので、
このままではこちらのレシピ本を読んだカナダの方が
日本語ではきゅうりのことをかっぱと言うと勘違いしかねません。
生まれて初めて描いたかっぱ
他にもツッコミどころは満載でしたが、こちらの本は図書館の本棚の一番いい位置をもらっていました。きっとすぐに誰かの目に留まるはずです。
日本食はヘルシーで美味しい、とカナダの方は思ってくれています。
カナダのご家庭でも日本食を食べる機会がこれからもっと増えてほしいです。
そういえば思い出したことがあります。
以前、発音のレッスンをフィリピンの方にしていただいたことがあるのですが、Sの発音の練習の一つがSUSHIでした。
何度も私がSUSHIと発音しても、
「違うよ、もっと口をイーっとして息を出すイメージ」と
何回も何回も言われました。
”すし”の発音を日本人が注意されるのって、
なんだか腑に落ちないです。
先生曰く、私の発音は SUSI なんだそうです。
だったら、お寿司はSUSHIじゃなくてSUSIだよ!
と言いたいのをグッとこらえてレッスンを受けました。
今考えると、些細なことでした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。