とりあえず快適カナダ生活 SI’s diary

きっとカナダを好きになる

衣替え と 経済学入門「優先順位」

カナダ生活

 

最近日本も寒くなってきたと聞きました。

みなさんは冬物の準備はお済みですか?

 

まだカナダに来て2ヶ月ほどです。9月初めに来た時にはすでに夏は終わりかけてました。

何枚か半袖も持ってきましたが、長袖の服で過ごす涼しい日々が多かったと思います。

 

持ってきた洋服は秋冬物が中心です。スーツケースの大部分を占めていたのですが、カナダで買っても良かったかもしれません。セールをよくしていますし、割引率が高いのでお買い得。カナダの衣服は日本より安いように感じます。

 

衣替えってする時期が遅れると、

(あれ?みんな冬服になってる....)と、

ちょっと恥ずかしい気持ちになったりしますよね。

 

あれは日本人の感覚なのでしょうか。

 

会計学のカナダ人の先生、暖かい日は11月に入っても半袖です。

半袖どころかノースリーブの日もありました。日本ではたとえ暑いと感じても11月に半袖では季節感を問われかねません。周りの視線が気になります。

 

日本に来る海外の方が冬の寒い日でも、半袖で観光していることありますよね。

持ってくる服を間違えてしまったのかなぁ、と以前は思っていたのですが、

本人が寒いと感じず、半袖を選んでいる可能性が出てきました。

日本人なら寒いと感じなくても周りにあわせて長袖を着そうです。

 

私は季節で服を選びますが、カナダの方は気温で服を選ぶようです。

 

自分の意見をはっきり主張する。

よく海外の方を表現する時にこの言葉を使いますが、洋服選びにも当てはまりそうです。 

こういうところにも感覚の違いがあるのですね。

 

今日は久しぶりに経済学入門の復習にお付き合いください。

 

経済学入門

15章 優先順位

 

生き物が存在しなければ生物学は存在しない。

同様に、欠乏や不足が存在しなければ経済学は存在しない。

 

全てものには限りがある。

お金、食べ物、土地、

そして平和、愛情、友情....

 

限りあるものを誰が手にし、誰が手にできないのか

 

 

何かを手に入れようとする時、何を優先するのか。

何を基準とし、何を優先としても、そこには必ず不平等が発生する。

 

 

1、ミスコン

 

候補者Aの声は美しく、歌がとても上手。

候補者Bはスピーチがとても素晴らしい。

候補者Cは....,候補者Dは....

グランプリに選ばれたのは歌の上手なAだった。

 

歌唱力が評価され、他の素晴らしい魅力は優先されなかった。

 

 

2、就職

 

将来の収入を考え、有名企業へ就職を望み有名大学に進む。

しかし、

どこの大学出身かではなく、

どのくらい重いものを持てるか、が採用の基準(優先順位)だったら、

 人は有名大学ではなく、ジムに行く。

 

 

3、世界

 

世界A 欲しいと願えば誰かがそれをくれる

世界B 欲しいものはお金で買う

 

世界Aは素晴らしいように感じるが、本当にそうだろうか?

 

欲しいものを決めるのは誰なのか。

 欲しいものを決める戦争が起こる

 

欲しいものを作るのは誰なのか。

 無給では誰も 物を作らない

 お金が手に入るから物を作り、種類を増やし、機能を向上させ、改良する。

 

 

不足のない世界、

欲しいと思うだけで全てのものが手に入る世界では

人は欲しいと思う以外のことをしなくなる。

 

それを人間と言えるのだろうか。

 

 

全てのものに限りがあり、全ての人には不足している何かがある。

限りある物を分配する。

選考の基準は違う。

 

何を優先してもそこには不平等が生じる。

 

 

 

 前回の経済学入門では、経済学者の考える理性を持った犯罪者について復習しました。

よかったらこちらも読んでみてください。

soonookoo.hatenablog.jp

 

 

いつもありがとうございます。