カナダ風にお味噌汁
このあいだ夕食にお味噌汁が出されました。
カナダに来て すぐくらいの時
「日本にいた時に朝ご飯は何を食べていたの?」と聞かれ、ミソスープと答えたのを奥様が覚えていてくれ、豆腐のインスタントお味噌汁を買ってきてくれたようです。優しい。
カナダ流インスタントお味噌汁の作り方はお椀にお湯を注ぐのではなく、人数分お湯をお鍋で沸かし、そこに味噌と具を入れ煮立たせます。私の感覚でこの時点からお手軽な味噌汁はミソスープになりました。
絵を描きました。こちらです。
食事のマナーは厳しくないのですが、夕食をホームステイ先のご夫婦と食べる時、食べ方はお二人に合わせます。
メイン料理もテーブルにありますが、
お二人がまず最初にスープ皿によそわれたお味噌汁を全てのんでいましたので私もスプーンを使いお二人に合わせます。そしてその次にメインを食べはじめます。
お味噌汁がコース料理のスープの位置です。面白い。日本にいた時とほんの少し違うだけで異国感が出てきます。
こちらに来てから日本食を食べたのは久しぶりだったので思い出したことがあります。
長めの海外旅行で日本を離れる日、きっとみなさん思うと思うのです「これでしばらく日本食が食べられないな」と。私も思いました。
(ちなみに 私はまだ手を出していませんがカナダにはたくさんの日本食レストランがありますし、スーパーにも日本の食べ物とかお菓子見かけますので心配はいらないですよ。)
最後となるだろう日本食はお家で家族と食べました。一時帰国の予定は1年後なので大げさですが、少ししみじみしながら食べたのを覚えています。
カナダへのフライト時間は直行便でもとっても長いです。機内食が軽めのを含めて3回も出ました。
もうすぐカナダに着く3回目の食事に吉野家の牛丼が出されました。
「最後の日本食は日本で食べさせてよ〜」と思いながら牛丼をしっかり食べました。紅生姜も生卵風のソースも付く本格派。美味しい。
ですが、こうして私の最後の日本食の歴史が機内で塗り替えられてしまったのです。
カナダに戻るカナダ人の方もきっと思うはずです「最後の日本食は日本で食べさせてよ〜」と。
寝起きの牛丼はとっても美味しかったので、日本に戻る時の機内でまたあの牛丼が食べたいです。
でもよく考えたら「久しぶりの日本食は日本で食べさせてよ〜」と私は思いそうです。
読んでいただきありがとうございます。