とりあえず快適カナダ生活 SI’s diary

きっとカナダを好きになる

布団が薄い話 と 経済学入門「勝者と敗者」

 

カナダ生活

海外のホテルのお布団、薄いなぁ、と感じたこと ありませんか?

 

旅行先のふわふわベッド

でも、掛け布団のみ たったの一枚。

 

ホテルで寝る前に毎回思うんです、夜中寒かったらどうしよう、と。

いつもよりずっと少ない布団の枚数に信頼が置けない。しかし、他に布団が見当たらない。

 

不安を抱えながら眠りにつく。

 

でもこれ取り越し苦労なんですよね。

今もそうなんです。毛布一枚なんです。

 

カナダはもうすっかり秋の装いで紅葉がとてもきれい。日に日に寒くなり、最近では朝 車が凍っています。

 

9月にカナダに来た時ベッドには

ベッドカバーなの?布団なの?と問いたくなる少し厚めの白い布と

その上に真っ赤な もふもふの毛布が畳んでありました。

毛布では暑そうだったので、白い布でしばらく寝ていました。

 

10月に入り 毛布も追加。

特に寒さから追加したのではなく、10月だし毛布の出番かな、との理由で始まりました。

 

今は10月の後半です。

一枚の毛布で過ごしているのですが、夜中に寒さを感じて目が覚めたことはありません。

 

確かに室内は一日中暖房がついています。

しかし、私の感覚では少なくとももう一枚 掛け布団が必要です。

この一枚の毛布で夜中足りるほどの暖かさではないはずなのです。

でも、暖かく、快適。

 

不安な夜を幾度も超え、安心できるとわかったこの真っ赤な毛布に私は今全幅の信頼を置いています。

 

 

でもあれですよ、寒かったら毛布はもらえます。

10月に入った頃ステイ先の奥様から、

寒かったらもっと厚い毛布出すので言ってね、と

言われています。

 

ですがなぜでしょう。

寒さに耐えられなくなるまで、

信頼すべき仲間の毛布と一緒に戦うつもりなのは。

 

 

勝手にどうぞ、と言われかねない布団のお話は以上で終わりです。

 

経済学的ゲームの授業を私なりにまとめました。

週二回の授業に、復習がそろそろ追いつきそうです。

 

 経済学入門

12章 勝者と敗者

 

3種類のゲームがある。

  1. 正合計のゲーム
  2. 負合計のゲーム
  3. ±0合計のゲーム

 

正合計のゲーム

  • 勝者のみ
  • 勝者の利益>敗者の損失

例えば取引をした場合、

パソコンがほしいAさんと

パソコンを売りたいBさんが

取引すれば二人とも利益があり、勝者のみの正合計のゲーム

 

例えば関税を撤廃した場合、

海外の安い商品を買えるようになる消費者の利益が10兆円

国内生産者と関税の利益が入らない政府の損失が合わせて8兆円

10兆円の利益>8兆円の損失なので正合計のゲーム

 

 

負合計のゲーム

  • 敗者のみ
  • 勝者の利益<敗者の損失

例えば西部劇の場合、

決闘をした結果二人とも死んでしまった。

敗者のみの負合計のゲーム。

 

例えば関税を課した場合、

国内生産者と政府の利益<消費者の損失なら負合計のゲーム

 

 

±0合計のゲーム

  • 勝者の利益=敗者の損失

例えばギャンブルをした場合、

掛け金総取りで

勝者の利益=敗者の損失なら±0合計のゲーム

 

 

正合計のゲームを良しとすると、

正合計のゲームはどのように増やせるか、考える。

 

 

食糧不足の渦中、

政府が食べ物の配給券を国民に一枚ずつ配る。

配給券のトレードは禁止。

配給券でもらえる食べ物は一人分には不充分な量。

 

Cさんにとっての価値

  • 券を1枚使用する 100ポイント
  • 券を1,000円で売る 200ポイント 

Dさんにとっての価値

  • 券を1枚使用する 100ポイント
  • 券を1,000円で購入する 400ポイント

 

トレードが禁止されているので、

Cさんは-100ポイント

Dさんは-300ポイント

負合計のゲーム

 

トレードすることができたら、

Cさんは+200ポイント

Dさんは+300ポイント

正合計のゲーム

 

負合計から正合計へ変化させたのは、

トレード。

 

取引は正合計のゲームへの架け橋。

 

 

前回の経済学の記事もよかったら読んでください。

とっても面白かった物々交換のお話です。

soonookoo.hatenablog.jp