とりあえず快適カナダ生活 SI’s diary

きっとカナダを好きになる

カナダのゴミ回収風景から思ったこと

カナダでゴミの回収をしているところを、

先日初めて見ました。

 

とても大きなトラックです。

 

私がお世話になっている家庭では、

リサイクルできるもの、ビン・カン、一般ゴミと分けているように思います。

野菜クズなどは庭に埋めているのか、こちらも別のゴミ入れに分けています。

一般ゴミは

各家庭一つずつ支給されている蓋付きで車輪のついた大きなカートに入れ、

ゴミの回収日に 貯めた大きなカートを車道に並べます。

 

カートが並んでいることは知っていましたが、

回収の様子は見たことがなく、

こんなに大きなカートを持ち上げるのは大変だろうなぁ、と思っていました。

 

カートは朝に出さないといけないそうですが、

回収の時間はまちまち。

先週はすごく遅くにやってきたので、

家の窓から回収の様子を見ることができました。

 

夕ごはんを終え、コーヒーを飲んでいたら、

奥様が、「今頃回収にきたわ」と。

 

見ると大きなトラックが

勢いよくバックしてきました。

 

トラックにはリフトとクレーンが付いています。

 

クレーンをゴミ箱のフックにひっかけ、

リフトでカートごと持ち上げ、

トラックの中にゴミをわさーっと出し、

カートを元の場所に。

 

暗くて細かな作業は見えなかったのですが、

作業員は外にいません。

おそらくトラックの中で操縦しているのだと思います。

すごく画期的。斬新です。

 

次の家も次の家も。

実にスムーズ。

作業の爆音響かせながら、嵐のように去って行きました。

 

私の実家では一般ゴミは週に2回、

ゴミ袋を回収場所まで持って行ったのですが、

カナダでは家の前の道路に出せば回収してくれるようです。

ですが、回収は2週に一度とのこと。

 

ゴミの回収費は年払いだそうで、

各家庭一つのカート以上のゴミは出せないのだとか。

息子さんご夫婦はお子さんが3人いて、

カート一つでは足りないそうで、

よくこちらの家までゴミを入れにくるそうです。

 

 

リサイクルの回収はカートよりは小さいコンテナに入れて出します。

しっかり分別して、

一般ゴミを減らすようにしているのかもしれません。

 

 

ゴミを出す量に制限がかかると、

ゴミを減らすことや、

リサイクルできるものをしっかり分別すること、

自分はどれほどゴミを出しているのか、

考えるきっかけになると思いました。

 

 

少し話が変わるのですが、

公園や、図書館の前にあるゴミ箱。

カナダの屋外にあるゴミ箱は簡単には開かないのです。

 

カバーされているフックを押しながら開けます。

しかも全体が金属でできていて、

蓋も重たい...

 

なぜこのようなゴミ箱ばかりなのか、と

はじめは思っていたのですが、

理由はゴミ箱のイラストからわかりました。

 

なんと熊対策なんです。

 

金属で出来ているのも、

簡単には蓋が開かないのも、

熊対策。

 

なら仕方ないですね。

 

ですが、

私の街は郊外で自然がいっぱいとはいえ、

熊は出ないそうです。

 

良かった。