とりあえず快適カナダ生活 SI’s diary

きっとカナダを好きになる

カナダの人、優しい と 経済学入門「本当に与えたかったものは」

 

カナダ生活

カナダに来てすぐくらいの時、

口座を開設するため銀行に行きました。

ステイ先の奥様、元銀行員で

口座を作りたいと話たところ、

元職場の銀行に連れて行ってくれました。

 

後からわかったのですが、

連れて行ってもらった銀行、大手の銀行でしたので、

カナダにたくさん支店があり、

今後を考えると都合が良かったです。

 

バンクーバーは移民がとても多いので、

英語があまりできない外国人に慣れています。

 

口座の開設、

そして学生用のクレジットカードやデビットカードの説明、

とてもわかりやすく、ゆっくり説明してくれました。

 

カナダの人、優しい。

 

 

建設ラッシュのようで、

学校近くのショッピングモールはもうすぐ閉店し、

大きくリニューアルするそうです。

 

たくさんのマンションも建設中。

 

通学路の歩行者用の道が、

マンション建設の関係で一部封鎖されていたことがありました。

 

国も大きければ、

車も大きめのカナダ。

そのため道路は十分に広く、

歩行者道路が通れなくても特に気にならず、

車道をテクテク歩いていたら、

マンション建設の作業員さんが、

危ないから、と車道を15メートルほど一緒に歩いてくれました。

 

封鎖が解除された道まできたら、

気をつけて、と声をかけてくれ、

戻っていきました。

 

カナダの人、優しい。

 

 

今週はテスト週間です。

今日は6日目の授業です。

 

 経済学入門

6章 本当に払いたかったものは

 

だめ友人A君。

給与が50,000円。

 

A君の最低限度の生活には月に

  • 30,000円の家賃
  • 15,000円の食事代
  • 5,000円の衣服代

が必要。

 

A君の友人Bさん。

+αの食事代、衣服代として20,000円支援しようかと考える。

しかし、A君は20,000円をお酒の購入に充ててしまうかもしれない。

 

A君にとって、+αの食事代、衣服代より

お酒の方が優先度が高い。

 

ならばとBさんは現金ではなく、

15,000円分の食事と5,000円分の衣服を渡そうかと考える。

しかし、A君が今まで衣食住に充てていた50,000円が

  • 30,000円の家賃
  • 20,000円のお酒

に充てられるかのしれない。

 

お金で支援しても、

食事や衣服を渡しても、

A君がお酒を購入する可能性がある。

 

A君がお酒を購入したら、

Bさんがお酒を渡すことと変わらない。

 

もしA君の給料が30,000円なら、

Bさんの支援する20,000円のお金は

15,000円の食事代と5,000円の衣服代に必ず充てられる。

 

与える側(Bさん)は受け取る側(A君)の選択を指定できない。

Bさんが本当に与えたかったの+αの食事代、衣服代

 

 

別の例

テスト対策に4時間の自主学習が必要な生徒たち。

教授はテストの前の週に授業の復習をする講義を求められる。

 

仮に復習の講義を2時間した場合、

生徒はそれとは別に2時間自主学習してテスト対策する。

 

仮に復習の講義がなかった場合、

生徒は自主学習を4時間する。

 

教授は復習の講義は行わないとした。

生徒は講義に充てられるはずの2時間を自主学習するとは限らない。

ゲームをしたり、

テレビを観たり、

昼寝をする可能性もある。

 

与える側(教授)は受け取る側(生徒)の選択を指定できない。

教授が本当に与えたかったものは自習の時間。

 

別の例

母校には新しい図書館の建設が必要と思い、

1億円を母校に寄付しようとするC氏。

 

しかし学校側は図書館の建設ではなく、

研究費としての使用をC氏に打診。

 

それではC氏はきっと寄付はしないだろう。

本当に与えたいのものではないから。